アサヒ軽金属の圧力鍋「ゼロ活力なべ」って知ってます?
国産の圧力鍋で一番売れているらしいので、ご存じの方も多いかもしれません。
私、これがずーっと欲しくて。
散々悩んだ末に、思い切って、2021年の年末にふるさと納税でゲットしました。
それ以来、約2年間、使い倒してきたわけですが、かなり満足度の高い圧力鍋なんですよ!
今回はこのアサヒ軽金属のゼロ活力なべについて、じっくりレビューしたいと思います。
ゼロ活力なべ(アサヒ軽金属) 基本的な仕様
私がふるさと納税で入手したゼロ活力なべ(アサヒ軽金属)は、4つあるサイズの中で2番目に大きいLスリムサイズです。
容量4.0リットル、炊飯は7.5合までで、私と夫の2人家族には十分な大きさです。
本体の圧力鍋に、圧力調整オモリが2種類、蒸気ノズルを掃除するための掃除棒、取扱説明書を兼ねたお料理BOOKが付属していました。
このお料理BOOKは、圧力鍋の使用上の注意事項や、困ったときに対処法も詳しく書かれています。
そして、ズラリと、、、
ゼロ活力なべでできるお料理レシピが掲載されています。
もちろん、これら以外の料理にも使えますが、掲載レシピには圧力をかける時間までしっかり書いてあるので、最初はこのレシピに忠実に使った方が失敗は少ないと思います。
圧力の強さは圧力鍋によって結構違うからね
蓋はスライドして開ける方式になっており、内部のパッキンは取り外せます。
パッキン以外にも、シリコンの安全弁等の細かい部分が取り外せるようになっているので、お手入れしやすくなっています。
また、この蓋の取っ手は、ネジ等を使うこと無く、ワンタッチで簡単に外すことができます。
こういう部分って水気が残りやすいですよね?
ズボラのくせに変に潔癖なとこがある私には、ここが簡単に外して乾かせるのは結構助かります。
鍋の内部には、容量の目安になる目印があります。
ちょっと見えにくいですが、上に「2/3最大」、下に「まめ最大」と書かれています。
「2/3最大」は中に入れられる最大容量で、その中でも、豆類の場合は「まめ最大」までしか入れることができません。
豆はめっちゃ膨らむからね!要注意!
鍋をひっくり返した底には、サイズ等の刻印が入っています。
ゼロ活力なべ 「ゼロ分調理」を可能にする高圧力
ゼロ活力なべの「ゼロ」とは、火加減知らずの「ゼロ分調理」からきています。
どういうことかというと、普通の圧力鍋の場合、シュシュっと蒸気が出始めてからも、しばらくは加熱を続けるものですよね。
しかし、ゼロ活力なべの場合、シュシュっと蒸気が出始めたら火を止めても、余熱で調理できてしまうんです。
それを可能にしているのは、世界最高クラスの調理圧(146kPa)。
一般的な圧力鍋の圧力値は、約70~90kPaなので、約1.6倍もあるんですね。
その結果、内部温度は約128℃にまで達するので、「ゼロ分調理」が可能になっています。
ゼロ活力なべは高品質素材で機能的で安全
素人目に見ても、これまで使っていた圧力鍋と比べて、ゼロ活力なべは鍋の厚みや質が全然違うのがわかります。
前述のとおり、非常に高い圧力がかかるため、これぐらいの丈夫さはあった方が安心ですよね。
ゼロ活力なべの素材には「クラッド鋼」という新金属が使われています。
これは高圧力に強く、熱伝導性・保温性に優れた金属で、アルミニウムをステンレスで包みこんだ構造なんだとか。
これが5層になっており、しかも鍋全体が一体成型になっているので、熱が底部だけでなく側面まで均一に伝わり、ムラなく調理できるんです。
また、圧力鍋は、日本のメーカー品であっても生産は海外であることが多いですが、ゼロ活力なべは日本製(兵庫県工場)です。
海外製がすべて粗悪品とは言いませんが、やっぱり国産の方が安心だと感じる人も多いですよね。
また、ゼロ活力なべは、安全に使うための様々な仕組みが設計されています。
- 蓋が正しく閉められていないと圧力がかからない
- 内部に圧力が残っている場合には通常の力では蓋が開けられない
- 内部が異常圧力になると強制的に圧力を逃がす安全弁あり
このように、誤った使い方を防いだり、異常の場合の措置が非常に考えられています。
圧力鍋は正しく使えば危ないものではないですが、やっぱり少し怖いと感じる人も多いですよね?
私も最初は爆発するんちゃうかとハラハラしてた…
でも、ゼロ活力なべなら、多くの安全策がされているので、よほどのことでもない限り、危ない事態は回避できそうです。
ゼロ活力なべは圧力の強さを簡単に調整できる
ゼロ活力なべに付属している赤と白の圧力調整オモリ。
赤は高圧オモリ、白は白米オモリと呼ばれています。
この2つのオモリ、何が違うかというと重さが違います。
赤の高圧オモリは100g、白の白米オモリは50g。
このオモリの重さの違いで圧力の調整ができる仕組みなんです。
どういうことかというと、オモリは蓋の蒸気ノズルに差し込んで使うのですが、一定の圧力以上になると蒸気が吹き出し、オモリが浮いて蒸気が出ていきます。
その時、オモリが軽いほど浮きやすく、それだけ多くの蒸気が排出されて中の圧力は下がり、反対に、オモリが重ければ蒸気は排出されず中の圧力は高くなるという仕組みです。
単純でしょ?笑
なので、基本的に硬いもの(豆、根菜、肉、魚の骨等)の調理には赤の高圧オモリ、柔らかめのもの(白米、もち米、煮崩れしやすい野菜等)は白米オモリと使い分けするのがオススメです。
ゼロ活力なべ(アサヒ軽金属)のおすすめポイント
ゼロ活力なべを実際に使ってみて、私が特にいいと思ったおすすめポイントは次の通りです。
ゼロ活力なべは加圧力がハンパじゃない…!
既に「世界最高レベル」とか、一般的な圧力鍋に比べて「1.6倍」とか、言いましたよね?
もちろん私も購入前にそういう情報を調べていました。
へぇ〜、スゴいんやな〜
そんな風に呑気に思っていたわけですよ。
ですが、実際にゼロ活力なべを使ってみて、その圧力の強さにおったまげました。
今まで私が使っていた圧力鍋って、ほんまに圧力かかってた…?
それまで使っていた圧力鍋には満足していたくせに、疑ってしまうぐらいです。笑
普通の鍋なら1〜2時間煮込まないといけないものなら、以前使っていた一般的な圧力鍋は15分シュンシュン加圧すれば出来上がるので、圧力がかかっていたことは間違いありません。
しかし、ゼロ活力なべだと、15分シュンシュン加圧し続けることなんて、かなり限られるんですよ。
私は最初の頃、前と同じ調子で加圧してしまい、じゃがいもを完全に溶かしてしまいましたし、牛すじも柔らかいを通り越してとろけてしまいました。
ゼロ活力なべの蓋を開けて、溶けたじゃがいもを見た時、字面や数字よりも体感として、ゼロ活力なべの加圧力のスゴさがしみじみとわかりましたよね…
材料や切る大きさにもよりますが、シュシュッとなったら火を止めるか、ごく弱火で数分。
これで大半の料理はできてしまうので、ゼロ活力なべの「ゼロ分調理」は大げさな話じゃないんです。
ゼロ活力なべはガス代を節約できる!
ゼロ活力なべは、ガス代(お宅によっては電気代)の節約に非常に役立ちます。
先程の加圧力とも関係するのですが、シュシュっとなったらそこで火を止めて余熱調理で完成できることが多いからです。
我が家の事情を言ってしまうと、田舎なもんでガスはプロパンガスなんですよね。
全国のプロパンガス民にはわかる話だと思いますが、プロパンガスって本当に高いんですよ。
私は過去、都市ガスもオール電化も経験してますが、正直ってプロパンガスの高さは段違い!!
オール電化だったときと比べると、光熱費はざっくり2倍〜2.5倍ぐらい、冬場だけ見れば3倍ぐらいになることも…涙
都市ガスが高いって言う都会の友人に、内心イラッとしてるのはココだけの話やで
そういうわけで、できるだけガスは使いたくないので、私は限界まで食器も水で洗いますし、お湯を沸かすのも基本的に電気ケトルを使います。
長風呂好きな私ですが、現在は控えめにして、追い焚きも極力しないという涙ぐましい努力(自分で言う?)
そんな我が家で、1〜2時間もコトコト煮込むですって…!?
無理無理無理!!!
でも煮込み料理、好きなんですよねぇ〜…
牛すじも大根炊きもカレーもビーフシチューも角煮もポトフも手羽元煮も筑前煮もおでんもアラ炊きも(以下略)
以前使っていた圧力鍋だって、普通の鍋を使うことを思えば、短時間でガス代も節約できます。
それでも、15分ぐらいは火を止めずに加圧することが多く、それだけでゼロ活力なべとは15分の差ができますよね。
そして、煮込み料理好きの私は、かなり頻繁に圧力鍋を使います。
1回あたり15分、仮に3日に1回使うとして、15分が10日で150分=2時間半の差になるわけですよ。
プロパンガスの2時間半って、途方もないねん
時間もお金も節約できるって、最高でしか無いですよね?
ゼロ活力なべは圧力の調整が簡単にできる!
前述の通り、圧力調整オモリを付け替えるだけで、内部の圧力を簡単に変えられます。
圧力鍋にはダイヤルで圧力を変えたり、圧力表示を見て調整するタイプの圧力鍋もありますが、ぶっちゃけ、オモリで替えるのが一番簡単でわかりやすくないですか?笑
特に圧力表示を見ながら自力で調整って、結構難しいですしね…
ゼロ活力なべは、かなり加圧力が強い圧力鍋なので、心配な場合は白い白米オモリを使えば、極端な失敗にはなりにくいです。
足らんかったら、また蓋をして加圧すればいいだけ
ただ、ゼロ活力なべの真骨頂は、やはり赤い高圧オモリの高圧調理です。
慣れるまでの多少の失敗は仕方ないと割り切った方が、長い目で見れば絶対便利だし、ゼロ活力なべの良さがわかると思いますよ。
ゼロ活力なべ(アサヒ軽金属)の種類と選び方
ゼロ活力なべには4種類のサイズがあります。
容量 | 重量 | 寸法 | |
Lサイズ | 5.5リットル(1升炊き) カレー約10皿分 | 2.9kg | 高さ24.3cm 把手含む直径43.4cm 鍋部分直径24.6cm |
Lスリムサイズ | 4.0リットル(7.5合炊き) カレー約8皿分 | 2.4kg | 高さ23.1cm 把手含む直径38.5cm 鍋部分直径22cm |
Mサイズ | 3.0リットル(5.5合炊き) カレー約6皿分 | 2.4kg | 高さ17.4cm 把手含む直径43.4cm 鍋部分直径24.6cm |
Sサイズ | 2.5リットル(3.5合炊き) カレー約4皿分 | 2.0kg | 高さ18cm 取って含む直径38.5cm 鍋部分直径22cm |
一覧にするとこうなるのですが、それぞれ大きさの違いをざっくり言ってしまえば、、、
- Lサイズを全体的に一回り小さくしたもの→Lスリムサイズ
- Lサイズの幅(直径)はそのままで高さを低くしたもの→Mサイズ
- Lスリムサイズの幅(直径)はそのままで高さ低くしたもの→Sサイズ
我が家は夫と私の2人しかいませんが、Lスリムサイズを選択しました。
それまで使っていた圧力鍋の容量が2.5リットルだったのですが、もう少し大きいのが欲しいと思っていたからです。
我が家の場合、煮込み料理はきっちり2人分作ったりすることはほとんどありません。
少なくとも、5〜6人分作って日を分けて食べたり、保存することの方が多いので。
筑前煮やおでん等の具沢山の料理は、一気にたくさん作った方が美味しくできるしね
そういう意味で、家族の人数が少なくても、少なくともMサイズ程度はあった方が使い勝手がいいと個人的には思います。
私も最後までかなり悩んだのは、Lスリムサイズにするか、それともMサイズにするか、でした。
Mサイズはやや平たい形で、高さがLサイズやLスリムサイズより低くしてあるため、収納スペースが助かるかなと思ったからです。
ですが、半分ぐらいの高さになるならともかく、そこまでの高さの差は無く、それでいて容量が1リットル違うのは大きい(しかも重量は同じ)ので、Lスリムサイズにしました。
実際、購入後に、オモリを外して蓋を裏返して収納すれば、高さ17〜18cmに収まったので、Lスリムサイズで正解だったと思っています。
ちなみに、ゼロ活力なべには、上記の4サイズ以外に、IH専用のタイプがあります。
容量が2.8リットル(4.5合炊き)なので、おおよそSサイズとMサイズの中間ぐらいですね。
ただ、個人的には、わざわざ熱源をIHに限定するのはどうなんだろうと思います。
仮にいま、自宅でIHコンロを使っているとしても、今後も絶対そうなのか、自宅以外で使うことは無いのか、自分以外の人に貸したりするようなことは無いのか、よく考えた方がいいでしょうね。
IH限定でも特別値段が安いわけでもないんやで…
ゼロ活力なべ(アサヒ軽金属)はどこで買える?お得な購入方法は
ゼロ活力なべの入手方法は次の通りです。
ゼロ活力なべは店頭で市販されている?
ゼロ活力なべは、店頭販売は一切していません。
実物を見て決めたい人には辛いところですが、これはアサヒ軽金属の方針のようなので仕方ないですね…
また、店頭販売に関わらず、ゼロ活力なべはアサヒ軽金属の直接販売に限られます。
ということは、販売者がアサヒ軽金属以外になっている場合には、転売品等の可能性があるということです。
その場合、本来の30年保証等が受けられない可能性もあるので、販売形式(現時点では無いようですが、正規販売代理店である等)をよく確認してください。
ゼロ活力なべはネット通販で購入できる
ネット販売では、アサヒ軽金属の公式通販サイトや、Amazonや楽天市場、Yahooショッピング等の大手通販サイトで入手可能です。
Amazonや楽天市場も、アサヒ軽金属の直販が基本(アサヒ軽金属のAmazon店という扱い)であるため、商品自体の値段の差は基本的にありません。
ただし、通販サイトのポイントやクーポンの利用、キャンペーン期間等によって、事実上安く買えることはあります。
特にゼロ活力なべは単価が大きいので、できるだけポイントが貯まるサイトでポイント増量キャンペーン等に合わせて購入するのがおすすめです。
例えば、楽天市場だと、楽天マラソンの買い周りや毎月18日のご愛顧感謝デー等で、簡単にポイントが何倍にもなりますよね。
ゼロ活力なべは単価が大きいだけに、それだけ1000ポイントぐらい違ってくるのでバカにできません。
ゼロ活力なべをふるさと納税の返礼品でゲット!
私はゼロ活力なべをふるさと納税の返礼品で入手しました(2021年末)。
※現在は、法律改正等の影響から、このときよりも申込額は上がってます。
ふるさと納税といえば、全国各地の美味しいものを楽しむご家庭も多いですよね。
我が家も基本的に食べ物を返礼品に選ぶことが多かったのですが、こういったキッチン用品等も狙い目だと最近は思っています。
基本的に、その土地の古くからの地場産業や伝統技術が使われた返礼品が多いので、品質もよく満足度が高いです。
またこのゼロ活力なべもそうですが、長く使うことができるというのも、かなりお得感がありますよ。
なお、ふるさと納税サイトはたくさんあり、返礼品の数や種類も異なります。
私は基本的に楽天ふるさと納税を使うことが多いです。
ふるさと納税でも楽天ポイントが貯まったり使えるので、どうしても単価の大きくなるふるさと納税は、ある意味チャンスなんですよね。
ゼロ活力なべ(アサヒ軽金属)でタイパ・コスパ大満足生活
以前から圧力鍋を愛用していた私ですが、ゼロ活力なべになってから、さらに使い倒しています。
収納場所も一応確保してから入手しましたが、収納することがあまり無いぐらい使っているので、ほとんどコンロの上にありますね…笑
単にズボラなだけじゃ…?
黙ろうか
加圧力が非常に強いため、時短調理が可能で、光熱費が節約できるところは特に気に入っています。
なた、圧力鍋って、どうしてもちょっと危険という意識があるので、シュンシュンと蒸気が吹き出して使っている間は目を離せないじゃないですか。
でも、ゼロ活力なべなら、シュシュっとなれば火を止めていいわけです。
そうすれば、別の作業をしたり、その場を離れて別の家事ができたり、時間を有効に使えますよね。
しかも、ゼロ活力なべで作った煮込みは本当に美味しい!
固いすじ肉もトロトロ、手羽元はお箸で簡単にホロリと肉が取れ、固い根菜でも芯なく火が通って、しかも味が濃く甘くなります。
色んな意味で、我が家ではもうゼロ活力なべ無しの生活は無理です。
圧力鍋を使ったことが無い方は、怖がらずにぜひ圧力鍋を使ってみて欲しいし、圧力鍋の中でも特にゼロ活力なべはオススメです。
最後まで読んでいただきありがとうございました
ゼロ活力なべ(アサヒ軽金属) 製造販売会社基本情報
製造販売会社名 | アサヒ軽金属工業株式会社 |
本社所在地 | 〒541-0045 大阪市中央区道修町3-3-3 アサヒ軽金属ビル |
製造販売会社HP | https://www.asahikei.co.jp/ |
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