我が家自慢のUCHIFITの水切りかご(幅30cmサイズ)。
満足度100%の水切りかごなんですけど、これを決めるまではそりゃもうすっごいリサーチしまくって、実際に見れるものは実物をたくさん見て、検討に検討を重ねました。
かなり紆余曲折を経て辿り着いた末のUCHIFITでした。
例えば、UCHIFITはシンクに縦方向に渡して使う1段の水切りかごですが、そもそも一番最初は全然違うタイプの水切りかごを考えていましたし、タイプからサイズから何度も練り直して購入したものでした。
それだけ厳選した甲斐もあって、結果的にUCHIFITにはめちゃくちゃ満足して浮かれたレビューなんかも書いております。笑
散々調べまくって、水切りかごを見まくった私。
こういう使い方したいならこのタイプ!
ここに置きたいならコレしかない…
こういう場合があるならコレがおすすめやな
毎日ブツブツ独り言を言う私。笑
このように、そもそも自分で買うつもりで検討したものばかりなので、色々な使い方や置き場所・場面に応じてどんな水切りかごが合いそうかに関してはチョット詳しいと自負があります。
せっかくなのでタイプ別に整理していきましょう。
…え、言いたいだけじゃないかって?
まあ否定はしませんが(せんのかい)、役に立つ人もいますよね?
突っ張り型水切りラック
水切り「かご」というより、水切り「ラック」として説明されているものが多いのが突っ張りタイプです。
上下に突っ張りを使って壁面に沿って設置する形ですね。
実は、私が一番最初に候補に挙げていたのがこの突っ張り型水切りラックでした。
突っ張り型水切りラックのデメリット
最終的に断念したのですが、断念した一番大きな理由は設置場所の問題です。
うちのキッチンはシンクの上の設置したい場所にちょうど照明器具があるんですよ。
照明器具を避けてズラして設置できないかいろいろ試してみましたが、そうすると今度は水栓とかちあったり段差があったりして、どうにもうまくいかなくて。
ご家庭によっては、シンクと吊り棚との距離の関係で設置できなかった例も場合もあるようです。
突っ張って設置する仕様上、一度設置すると簡単には移動できないため、設置するときには数cm単位でよくよく考えないといけません。
ただこういうのって、使ってみて初めて「あ〜もうちょっとコッチやった…」というのがあるあるなんですけどね。笑
また、突っ張り式水切りラックは、突っ張って固定してあるので安定はしているのですが、奥行きは浅いタイプが多いので、洗った食器の置き方は少し工夫がいるのかもしれません。
鍋やフライパンなど、調理器具の大きさや重さによっては置きにくいこともありそうです。
ラックが下のシンクから上に離れている分、置いた食器が崩れて落下すると割れる危険も大きくなりますしね…
雑な私にはこのあたりが不安…
突っ張り型水切りラックのメリット
私は断念したものの、この突っ張り型水切りラックは魅力もたくさんあります。
中でも一番の魅力はシンク上のデッドスペースを有効利用できるところですよね。
我が家のキッチンもスペースが少ない!
調理スペース自体そんなに広くないので、固定の物はなるべく置きたくないんです。
高さがありますが、突っ張っているので安定感もあるし、2段や3段になっているので収容力もある程度確保できます。
調味料などが置けたり、キッチンツールが吊るせるタイプもあり、何かと使い勝手がよさそう。
高さがあっても奥行は浅く壁に沿っているせいか、意外と圧迫感を感じにくいのもポイントが高いな、と思いました。
突っ張り型水切りラック まとめ
突っ張り型水切りラックについて、ポイントをまとめるとこんな感じです。
こうやってまとめてみるとやっぱり魅了的な突っ張り型水切りラック。
突っ張り式水切りラックを購入する場合は、特に照明器具の位置やシンクと吊り棚との距離などを購入前にしっかりと確認してくださいね。
シンク上に横に渡して設置する水切りかご
突っ張り型水切りラックが設置場所の問題で置けそうにないとわかり、私が次に検討していたのがシンクの上に横方向に渡して設置する水切りかごです。
これ、実は購入寸前までいきましたが、結局、見送ったんですよね。
シンク上に横に渡して設置する水切りかごのデメリット
なぜ断念したかというと、実物を実際に見るとわかるのですが、水栓よりも高い位置でシンク上を横に渡して置くので、まあまあの圧迫感があるんですよね。
また、突っ張りなどで固定するわけではないので、突っ張り型水切りラックと比べると安定感はやや劣ります。
高さがある分、重心もどうしても上になるので、あまり重い物や大きな物はバランスを崩す可能性があるので、置くときには少し気を遣いそう…
そういう意味で収容力も少し落ちるかもしれません。
鍋もフライパンもガンガン置きたい私にはちょっと…
シンク上に横に渡して設置する水切りかごのメリット
でも、このシンク上に横に渡して設置する水切りかごもいいところがたくさん!
突っ張り型水切りラックと同様にシンク上のデッドスペースを有効利用できるのはやっぱり魅力的です。
また、このタイプはS字フックやグラスホルダーなど付属ツールが豊富なことが多いんです。
シンク上のデッドスペースを活かしつつ、こういった付属ツールを使って、ごちゃつきがちなシンク周りのをここにまとめて整理できそうです。
トレーが無く、直接シンクへ水が落ちるタイプもあるので、この場合はまめに水を捨てる必要も無いし、水垢などのヌルヌルを気にしなくていいのもGOOD!
シンク上に横に渡して設置する水切りかご まとめ
シンク上に横に渡して設置する水切りかごをまとめるとこんな感じです。
シンク上に横に渡して設置する水切りかごを検討されている方は、できれば一度実物を見てみることをオススメします。
たぶん、写真で見るよりも大きく圧迫感があるんで…そこをどう考えるかですね…
シンク上に縦に渡して設置する水切りかご
最終的に私が選択したのがシンク上に縦方向に渡して設置する水切りかごです。
シンク上に縦に渡して設置する水切りかごのデメリット
このタイプは1段のみで、2段・段と重ねる仕様にはなっていないことがほとんどです。
幅が30cm前後あるものを選ぶならいいのですが、幅が狭いものになると1段のみであるため、突っ張り型水切りかごに比べると収納力はやや劣るかもしません。
また、シンク上に置けるとはいえ、完全にシンクを塞いでしまうわけにはいきません。
そうすると、シンクの大きさによっては作業スペースに水切りかごがはみ出ることになり、デッドスペースを活かす目的では少し物足りない可能性があります。
また、シンプルな物が多く、カトラリーケース等の付属ツールは付いていないか、別売りになっていることが多いです。
シンク上に縦に渡して設置する水切りかごのメリット
しかし、このシンク上に縦方向に渡して設置するタイプも、魅力的な点が多いんですよね。
まず、多少のはみ出しはあるにしても、シンク上のデッドスペースを有効利用できるのはやはり魅力的です。
シンクの横に渡すタイプに比べると、高さが無いので圧迫感は少ないです。
固定はされていませんが、低いので安定感があり、鍋やフライパンなどの調理器具の大きさや重さにはそれほど気を遣う必要もありません。
固定されてないことで、比較的簡単に移動させることもでき、下を掃除したりするのもラクです。
トレーから直接シンクへ水が流れるタイプが多いので、この場合いちいち水を捨てたりする必要もありません。
水が溜まらないということは、水垢や汚れのヌルヌルの掃除もかなりラクになります。
これが一番面倒やからね
突っ張り型やシンクの横に渡すタイプより、デザインや造りとしては、一番シンプルで洗練されているものが多い印象です。
実際、有名なメーカーや著名な料理家・デザイナーが出しているのはこのタイプが多いですね。
- La Base(ラ・バーゼ)
- ハナウタ
- 栗原はるみさんの水切りかご
- UCHIFIT(ウチフィット)
どれも人気が高く良い商品ばかり。
それだけこのタイプがいいと考える人が多い証拠なのかもしれません。
シンク上に縦方向に渡して設置するタイプの水切りかご まとめ
シンク上に縦方向に渡して設置するタイプの水切りかごについてまとめるとこんな感じです。
個人的には、突っ張り型水切りラックやシンク上に横に渡して設置する水切りかごのメリットをうまく取り入れつつ、デメリットをある程度までカバーしたのがこのタイプだと思います。
作業スペースに設置する水切りかご
シンクの上に渡して設置できない、作業スペースに設置する水切りかごです。
ホームセンターやニトリ・無印良品など実店舗や、ネットショップでも数多く販売されているタイプです。
作業スペースに設置する水切りかごのデメリット
私が今まで使った水切りかごはほぼこのタイプでした。
ただ、このタイプ、その名の通り作業スペースに設置するものなので、その分作業スペースが減ってしまうのが一番の難点なんですよね。
固定するわけじゃないんやから、邪魔なときは簡単に移動できるやん
ノンノン!
移動先にスペースが必要なんだから、やっぱり場所をとることに変わりはないんですよ。
シンクへ直接(あるいはドレーンなどを通して)水が流れるタイプもありますが、トレーに水を溜めるタイプも多いのも悩みどころです。
その場合は水をマメに捨てたり水垢や汚れの手入れが必要で、これまた面倒くさい(でた)
あと、個人的な意見ですが、素材的にも造り的にも少しチャチい物が多いかな、と。
値段相応と言われればそれまでやけどな
作業スペースに設置する水切りかごのメリット
作業スペースに設置する水切りかごのいいところは、やっぱり一番は値段でしょう。
ピンキリとはいえ、セリアやダイソー、キャンドゥなど100均で手に入るものもありますし、ステンレス製だとしても2000円代から買えます。
また、種類が多いのもこのタイプです。
プラスチックなのかステンレスなのかという素材、大容量なのかスリムなのかというサイズ、1段なのか2段なのかなど、自分のニーズに応じた幅広い選択肢があります。
あと、通販だけではなく、ニトリやカインズ、無印良品、IKEAなど実際に店舗で実物を見れることができ、サイズ感などを掴みやすいのも選びやすいですよね。
作業スペースに設置する水切りかご まとめ
作業スペースに設置する水切りかごについてまとめるとこんな感じです。
何度もこのタイプの水切りかごを使ってきたのですが、正直、何年も愛用したものは1つもありませんでした。
不満も結構ありましたしね。
ただ、値段がお手頃なので割り切って使うのはアリかもしれません。
シンク内に設置する水切りかご
これまでご紹介したものは全部シンクの外や上に設置するものでした。
これは、シンクの縁に引っ掛ける形でシンク内に設置する水切りかごです。
シンク内に設置する水切りかごのデメリット
正直なところ、私はこのタイプの水切りかごは早々に候補から外しています。
なぜ、このタイプの水切りかごは眼中に無かったのか理由はいくつかあります。
まず、このシンク内に設置する水切りかごは、シンクの中に設置するわけですから、必然的にシンクよりも小さいサイズになり収納力に劣ります。
食器洗い乾燥機があるご家庭でほんのちょっと手洗いした物の置きたい、そういう場合程度の収納力なので、我が家では全く足りません。
じゃあ逆に、単身者にはピッタリなサイズかというと、別の問題も出てきます。
シンクの中に設置するわけですから、シンク自体の大きさがある程度無ければそもそも入りません。
単身者用ワンルームマンションなどのシンクの大きさや形状によっては、設置できない可能性があるので注意が必要です。
また、シンク内に水切りかごがあると、洗い物をしているときの水はねはどうするんだろう、という疑問もあります。
洗い終わって水切りかごに置いた食器に、その次の食器を洗うときにはねた水や泡がつかないのかな、と。
ズボラな割に細かいこと気にする奴やなって?
そのとおり!笑
あと、これは個人的な意見ですが、シンクの中ってどうも水気が多いのと通気性の悪さから乾きが悪そうで…
(そんなことないんかな?)
シンク内に設置する水切りかごのメリット
色々言っちゃいましたが、このシンク内に設置する水切りかごもいいところはあるんです。
シンク内に収まるわけですから、作業スペースを邪魔しません。
特に狭いキッチンだと、作業スペースの確保はかなり重要なので助かると思います。
トレーが無く直接下のシンクへ水が落ちるので、トレーの水を捨てる手間がかかりませんし、トレーの汚れや水垢の手入れもいりません。
私がこのタイプを使うなら、食器以外の洗った野菜を置くのに使ったら便利そうだと思いました。
ほら、ほうれん草などの葉物野菜って、水洗いした後に一時的に置く場所に困りません?
じゃがいものような土がついた野菜も、これに入れてザザーッとまとめて洗ったらラクそう…
シンク内に設置する水切りかご まとめ
シンク内に設置する水切りかごについてまとめるとこんな感じです。
いずれにしても、収納力的にメインの水切りかごとしては使いにくく、ある程度割り切った使い方をしたい人向けの水切りかごと言えそうですね。
【小声】あまりオススメできない水切りかご
これまで挙げたどのタイプの水切りかごも、絶対的にダメ!と思うものはありません。
要は、使う人と使い方・使う場所次第だからです。
…と言いつつも、リサーチしたものだけでなく、過去に使ったことがある水切りかごの経験も踏まえ、あまりオススメできない水切りかごもあるんですよね。
まあ、あくまで個人的な意見です。
「ふーん、そう思う人もいるんだな」ぐらいに捉えてください。笑
ステンレス以外の素材の水切りかご
私は水切りかごの素材は断然ステンレス推しです。
過去にプラスチック(樹脂)製、スチール製の水切りかごを使っていた経験上、やっぱりステンレスやな、と。
プラスチック(樹脂)製の水切りカゴは、一度カビが出ると掃除しても漂白してもまたすぐにカビが出やすくなるんですよね。
スチール製はサビやすく、表面がコーティングしてあるものも多いですが、こういう水回りのコーティングって思った以上に早く剥がれてくるんですよ。
樹脂製やスチール製はこういう余計なストレスが本当に多いです。
ステンレス製はサビにくく耐久性が高いし、カビや汚れがつきにくく、ついたとしても落としやすいのでやっぱり手入れがしやすいんですよね。
確かに、樹脂製やスチール製に比べるとステンレス製は値段が高いことが多いです。
ただ、長い目で見ればそれほどコストパフォーマンスは悪くないし、むしろストレスが少ないのでメンタルパフォーマンス(?)が良いと感じます。
トレーに水が溜まる水切りかご
突っ張り型水切りラックのように、構造上どうしてもトレーに水を溜めるタイプの水切りかごもあるので、これは賛否が分かれるところだとは思うのですが…
個人的にはトレーには水が溜まらない、シンクに自然に水が流れるタイプがおすすめです。
トレーに水が溜まるとどうしてもヌメりが発生しやすいんですよね。
まあマメに水を捨てて洗えばいいんでしょうけど…
無理やで
あと、これは私がドン臭いせいなのか、トレーを外して水を捨てるとき、シンクに流す前にこぼしてしまうこと多々ありまして。笑
こぼしたらアカン…こぼしたらアカン…、と思うほど、必ずこぼしてしまうのはなんで?
やっぱりシンクに勝手に流れてしまうタイプがお手入れ的にもラクですし、こぼす心配もなくて安全です。
ちなみに、トレーからシンクに水が流れる仕組みがドレーンから出ていく仕様になっている水切りかご。
トレーから自然にシンクへ水が流れる仕組みにはなっているんですが、ドレーン部分が必ずヌメるうえに、構造的に洗いにくくてかなり面倒なのでオススメしません。
以前このタイプも使ったことがありますが、ドレーン部分がすぐにヌメりました。
パコッと分解して外せる構造にはなっていたものの、決してお手入れしやすいとまでは言えずやっぱり面倒でしたね。
突っ張り型水切りラックのように、構造的にトレーが必要な水切りかごを選ぶのであれば、こういうデメリットがあるという点は覚悟してください。
それでもあえて選ぶメリットがあると思えなければ、後々後悔すると思います。
後悔しない水切りかごの選び方
水切りかごの種類はたくさんありますが、おおよその特徴やどういう人にどういう種類が向いているか等は伝わったでしょうか。
「何となく」で選んでいると必ず後悔しますし、毎日使う物だけにストレスも溜まります。
【全員にベスト】な水切りかごは無い
何度も言いますが、どういうタイプの水切りかごもメリット・デメリットがあります。
絶対的にダメ!というよりも使う人と使い方・使う場所によってベストは変わってくるものです。
例えば、私・Aさん・Bさんの3人がいるとします。
私は食器は洗った後に水切りかごに放置したい置いて乾かしたい派ですが、Aさんはすぐに拭いて片付けたい人かもしれません。
私は洗う食器の量は基本2人分ですが、割と食器を多く使う方ですし、調理器具も一気に洗いたいのである程度収納力も必要ですが、Bさんはほぼ食洗機で洗い、手洗いする食器は少ないかもしれません。
そしてもちろん、私とAさんとBさんのキッチンの広さは同じではありません。
私とAさんとBさんでベストの水切りかごは違って当然ですよね。
そういう意味で、どの水切りかごが売れているとか、有名な人がプロデュースしてるだとかよりも、まず自分がどういう風に水切りかごを使うのかしっかり具体的に考えた方がぴったりの水切りかごを選べますよ。
ちなみに、水切りかごをやめるというのも最近の流行り(?)のようで。
私も試してみましたが、これもやっぱり向き不向きがありますねェ…
水切りかごにいくら使える?
さて、あとは予算ですよね…!(超重要)
ステンレス製の水切りかごだと「水切りかごにこの値段かぁ〜」と葛藤したりすると思います。
私は床ゴロゴロ転がって悩みました…
高いものが全部良くて、安いものが全部悪いとは言いません。
ただ、これまでは、(主に値段で)妥協して選んだ水切りかごにストレスが溜まっていたのも事実。
まさに安物買いの銭失いでした。
今回こそはそうならないように吟味して出会えたのがUCHIFITだったんですよね。
それほど頻繁に買い換えない物なので、長い目でみた方が後悔しないんじゃないかな、と個人的には思います。
変に値段で妥協してストレスフルで使った挙げ句、短期間でまた買い替える方が金銭的にも精神的にも無駄なので。
そういう意味で、確かに「ここまでなら出せる」という予算は必要ですが、あまり目先の値段に囚われすぎず、どのぐらいの期間使うのか考えて平均化した方が結果的に後悔のない買い物になると思いますよ。
これを読んでくださったあなたも、あなたにベストの水切りかごに巡り会えますように!
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