いちょうまな板を実際に使ってみて感じたおすすめポイント5選!デメリットや扱い方・注意点まとめ

双葉商店の銀杏(いちょう)のまな板

いちょう(銀杏)のまな板を実際に使ってみて感じたおすすめポイントと、デメリットや扱い方・お手入れ方法をまとめました。

通りすがりさん

プロの料理人が勧めていましたが、いちょうのまな板ってそんなにいいんですか?
メリットだけでなくデメリットも知りたいです。

通りすがりさん

いちょうのまな板を使ってみたいですが扱いが難しそうで…
取扱いの注意点やお手入れの方法を教えてください。

まるこ

はい!いちょうのまな板のメリットやデメリット、扱い方についてご紹介します。
私もかなり不安だったいちょうまな板の扱いですが、意外と大丈夫です。笑
樹脂製等に比べると気を遣う面も少しありますが、実際に使ってみてやっぱり良かったと感じることの方が断然多いです!

目次

いちょうまな板をおすすめする理由5選

「いつか欲しい!」と思っていた木製のまな板を約1年前に購入しました。

双葉商店の銀杏(いちょう)のまな板

ズボラな私に使いこなせるのかと躊躇していましたが、散々リサーチしていちょうのまな板を買いました。

この双葉商店のいちょうまな板についてのレビューは、こちらに詳しく書いています。
↓ ↓ ↓

木製のまな板と一言で言っても木の種類は多いですよね。

私が選んだのはいちょうですが、ヒノキもヒバもそれぞれいいところがあります。

カッティングボードとして使うならオリーブやアカシアもオシャレです。

でも、昔からプロの料理人に愛されてきたのはいちょうのまな板であり、それには納得の理由がありました。

いちょうまな板は刃あたり最高!

イチョウのまな板は木製のまな板の中でも一番刃あたりがいいと言われています。

プラスチック製などに比べると、木製まな板は全般的に刃あたりがいいですが、その中でも特にイチョウの木は硬すぎず柔らかすぎない均一性の高い材質です。

実際に使うと、包丁がまな板に当たる感触が沈み込むように感じるほどソフトでめちゃくちゃ気持ちいいんですよ!

トントン…というより、ストゥフンッ、ストゥフンッ、、、(うまく言えない…ストゥフンッて何?)

まるこ

とにかく、気持ちいいです(語彙なし)

特に野菜を刻むのが快感で、いつもなら面倒なみじん切りも楽しいんですよ。

当たりが柔らかいので全然疲れませんし、いつもより快調に切れていくのがとにかく楽しい。

「私、料理うまくない!?」と錯覚しそうです。

こういった刃あたりの良さは使い心地だけでなく、包丁に負担をかけないので刃こぼれや消耗を防ぎ、包丁が長持ちしますよ。

また、安定性や安全性に優れていて食材が滑りにくく切りやすいんですよね。

安定性はあるのに、イチョウはとても軽い木でもあるので、移動させるのはラクです。

そういう意味で、イチョウのまな板は安定性から小さい子どもの初めての料理に向いているし、移動がラクなので力が弱くなったご年配の方に向いているんです。

いちょうまな板は水はけ抜群!

イチョウのまな板はすごく乾きやすいんです。

まるこ

以前、実家で使っていたヒノキのまな板と比べてもかなり早い!

木製のまな板は樹脂製などに比べると、水分が内部に染み込むためどうしても乾きが遅くなり、カビの原因になってしまいますよね。

しかし、国産のイチョウの木は、イチョウ自体の油分と排水性の高さから水はけが非常に良く、乾くのがとても早いんです。

例えば、こちらは濡らして立てて置いたイチョウのまな板の5分後です。

双葉商店の銀杏(いちょう)のまな板の表面が乾く様子

早くも、表面は薄っすらと乾いてきてるのがわかりますよね?

このように木目に沿った形で立てておくと、どんどん乾いていきます。

表面だけでなく全体的に、まな板の上部から順に乾いた色になっていくんですよ。

いちょうまな板は臭いや色・汚れがつきにくい!

イチョウのまな板は臭いや色・汚れがつきにくいです。

これもイチョウの油分と、抗酸化作用と消臭機能のあるフラボノイドという成分が含まれているためです。

まるこ

使う前に水に濡らして水の膜を張ると、より色や汚れがつきにくいで!

もちろん、使った後にきっちりと洗うことが前提ですが、ニンニクや魚などの強いニオイや、人参やネギの色がいつまでも取れなくて困るということはありません。

いちょうまな板はキズがつきにくい!

イチョウは復元力が高くキズがつきにくい木です。

弾力性が高いので切り跡も目立ちにくいんですね。

木製のまな板は、気温変化等で歪んだり反ってしまうことがありますが、そうなるとガタガタと安定せず非常に使いにくくなります。

しかし、イチョウは冬と夏とで木目の成長に差が無く材質が均一なので、適切に扱えば歪みや反りは防ぎやすい材質とも言えます。

万が一、温度変化等で反ってしまった場合も、反対側に裏向けてを使うことで自然に戻ることがほとんだそうですよ。

いちょうまな板は天然の抗菌力がある

イチョウには天然の抗菌力が備わっています。

まるこ

昔は着物や本の保管にはイチョウの葉を一緒に入れていたんやって

とは言っても天然のものですから、科学的な防腐加工やコーティング加工とは違います。

しっかり洗うことや使用後にしっかり乾かすことが大前提ですが、それでも木本来の力があるというのは安全性の面からいっても魅力的ですよね。

いちょうまな板のデメリット

魅力たっぷりのイチョウまな板ですが、天然の木ですし、長所があれば短所もあります。

本気で購入を検討するなら知っておくべきことでもあるので、ご紹介しますね。

いちょうまな板は匂いが強い?

イチョウの木材には、白っぽい部分と赤っぽい部分があります。

赤っぽい部分の方が油分が多いため、この部分を多く使ったまな板はイチョウ特有の匂いが強い場合があります。

まるこ

つまり銀杏(ギンナン)っぽいニオイやで…

とはいえ、まな板は基本的に毎日使って毎日洗うものですから、使っていくうちに匂いは薄れていくそうです。

実際、私はこの赤っぽい部分を使った料理へらを持っていますが、最初こそ少しニオイがしましたが、使っているうちに気にならなくなりました。

どうしても気になる場合は、白い部分を主に使ったイチョウまな板もあるのでそちらを選んでみましょう。

私が購入したいちょうまな板は白い部分を使っているまな板でしたが、まったく匂いませんでした

いちょうまな板は黒ずみが出る?

イチョウの木はヒノキなどに比べると、やや黒ずみが出やすいと言われています。

ただ、上記の通り水はけがいいので、手入れ次第である程度防ぐこともできるでしょう。

また、黒ずみ自体も木製ならいずれは必ず出るもので、衛生的に人体に害があるわけでもなく、そこまで気にすることはないとも言われています。

極端に真っ黒になるとかグズグズに腐るならともかく、個人的には多少の黒ずみならこれもひとつの「味」であり「経年変化」だと思っています。

いちょうまな板のお手入れ方法

いちょうまな板には魅力がたくさんありますし、使い心地も最高のまな板です。

ですが、そこはやはり天然の木ですから、お手入れはある程度しっかりした方が長くキレイに使えますよ。

そこで、いちょうまな板の基本のお手入れ方法をご紹介しますね。

いちょうまな板を使う前は必ず水で濡らす

イチョウのまな板は使う前に必ず水で濡らすようにしてください。

水に濡らすことで水の膜ができ、それだけで表面への色の移りやニオイ移りをかなり防いでくれます。

イチョウは色や匂いがつきにくい性質ではありますが、乾いた状態でついた色や匂いは落ちにくい場合があるので気を付けましょう。

いちょうまな板の使用後の洗い方

イチョウのまな板は使用後できるだけ早く洗いましょう。

まるこ

早く洗えば洗うほど、色や汚れ・匂いは落ちやすい!

木のまな板を洗う時にはタワシが断然オススメ!

水あるいは温度低めのぬるま湯を流しながら、包丁の跡に沿って汚れをかき出すようにタワシでゴシゴシ洗います。

熱いお湯はタンパク質を固めてしまって逆に落ちにくくなるので、まずは水かごく温めのお湯で汚れを落としてしまいましょう。

ちなみに、私がまな板洗いで愛用しているのは亀の子束子棕櫚たわし極メ No.2です。

亀の子束子

さすが老舗のタワシ、百均のタワシと違ってポロポロとくずが出ることも無いし、意外と水切れもいいですよ。

これは毛が少し柔らかめのタワシなので、いちょうまな板に使っても傷にはならず、ピッタリです。

洗剤は使わず、流水でできるかぎり汚れを流します。

まるこ

野菜等の汚れはこれで十分落ちる!

肉や魚等の油気のあるものは、おおよその汚れを流水で洗ってから洗剤を使います。

洗剤を使った場合は十分に洗い流さないと、逆にカビの原因になってしまうので、表面の泡だけでなくしっかり洗い流してください。

ちなみに、私は食器洗いにはキュキュットやジョイを使っているんですけど、まな板を洗うときだけはエコストア(ecostore)を使うという特別待遇にしています。笑

ecostore食器用洗剤

なんか、まな板にも優しそうな気がして…笑

泡立ちも悪くないし、いつまでもヌルヌルしないので洗い流すのもラクです。

いちょうまな板の乾かし方

洗った後は布巾でできるだけ水気を拭き取ります。

私は普段食器を拭くのがイヤで、水切りかごに乾くまで放置するんですけど、まな板だけは水気を拭き取るようにしています(ここでも特別待遇)。

拭き取った後は、できるだけ風通しの良い直射日光の当たらない場所で乾かします。

木口(一番下)が乾きにくいので、できるだけ浮かせた状態にするのが理想的です。

理想と現実〜ズボラのいちょうまな板との付き合い方〜

以上が「理想のお手入れ方法」です。

通りすがりさん

うーん…やっぱりちょっと面倒…

安心してください。

ズボラな私が毎回この通りにしていると思いますか?笑

上記の中で私が必ずしているのは、使う前に濡らすこと、タワシでしっかり洗うこと、水切りかごで乾かすことぐらい。

料理中に毎回すぐ洗うのは難しいし、水気を布巾で拭き取るのもちょいちょい忘れます。

結局、長い時間濡れた状態にするのが1番良くないことなんです。

だから、汚れたまま長時間放置するとか、びしょびしょに濡れたままシンクに置きっぱなしにするということが無いように、とは思っています。

あと、使う前に濡らすことがかなり重要で、これだけで汚れ具合がかなり変わるんですよね。

これも濡らすだけの話なので、取り組みやすいのではないでしょうか。

「めっちゃキレイ!買った時と同じ!」とはいきませんが、こんな感じでも何とかなってます。

決して推奨はできませんけど、ちょっとぐらい肩の力を抜いたって案外大丈夫、ということです。笑

まるこ

コレが私の限界です

いちょうまな板 お手入れの注意点

漂白剤の漬け置きは木の内部に染み込んで変色や木を傷める可能性があるのでやめておきましょう。

カビ予防で漂白したい人もいるでしょうが、イチョウ特有の油分も取り去ってしまうことになります。

その結果、カビ予防どころか、水はけを悪くしてかえってカビが酷くなることがあります。

除菌するのであれば、拭いた後乾かす前に揮発性の高い除菌スプレーを利用するのがオススメです。

また、極端な温度変化や過乾燥は割れる原因になるため、イチョウのまな板は食洗機で洗えないことが多いです。

まるこ

メーカーによっては食洗機対応のものもありますよ

同様に、直射日光が当たる場所や、コンロ・ストーブの近くなども気を付けましょう。

いちょうまな板 まとめ

いちょうまな板のおすすめポイントは次の通りです。

刃あたりが柔らかい
水はけが抜群に良い
匂い・色・汚れがつきにくい
キズがつきにくい
天然の抗菌力がある

いちょうまな板は、いちょう独特のニオイや黒ずみが出るなど、確かに気を遣う面があるのは事実です。

でも、実際に使ってみたところ、思っていたほど神経質にならなくても意外と大丈夫だなというのが正直なところです。笑

まるこ

もちろん手入れ次第で私よりもずっと美しく保てると思うけど…笑

タワシで洗うのがちょっと面倒だな、黒ずみが出てきたらイヤだな、という気持ちはもちろんあります。

でも、多少のデメリットよりも使い心地が最高というメリットがあるので、毎日しっかり使い倒しています。

せっかくの天然の木なんですから、こういう変化も経年変化のひとつで「味」だと割り切って使うのもいいんじゃないでしょうか。

イチョウのまな板、オススメです!

最後まで読んでいただいてありがとうございました

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